2023 8 23
不調が起こる前にメンテナンスがおすすめです
皆さまこんにちは。
ファシオール 本店 池田です。
お盆もあっという間に終わりましたが、気温の方は日中も30度を超える日が多く、全国的に厳しい残暑が続いています。
まだまだ暑さが続きますが、皆さま、元気にお過ごしでしょうか。
これから、夏から秋へと移り変わる季節の変わり目は、気候や気温の差が生じやすいため、体調不良を引き起こしやすくなっています。
これから迎える秋を、体調万全で迎えるためには、日ごろから身体に疲れを残さないよう気を付ける必要があります。
夏の終わりの体調不良が引き起こる原因
夏の終わりに、疲労感や倦怠感、食欲不振などの症状を引き起こす原因は、猛暑による体力の消耗や昼夜の温度差など、さまざまな要因があります。
夏の間、毎日続く猛暑によって身体に負担がかかり、残暑によって温度差が生じ、身体がついていかなくなって体調不良を崩してしまうのです。
●朝夕の温度差による自律神経の乱れ
8月の終わりごろになると、昼夜の気温差を感じる日も多くなってきます。
エアコンをつけっぱなしで寝ていて、朝に肌寒くて起きるという経験のある人も少なくないでしょう。
また、昼間は30℃を超える真夏日が続いていても、夜になると一気に気温が下がります。
気温の差が大きいと、私たちの身体は、温度を調節するために自律神経が懸命に働いてくれるのです。
しかし、多くのエネルギーを消費して寒暖差に対応するため、自律神経の乱れを引き起こしてしまい、結果的にさまざまな体調不良が現れてしまいます。
代表的な症状としては、
疲労感や頭痛、ほてり、動悸・息切れ、吐き気、肩こりなどです。
さらに、自律神経を乱れはメニエール病や過敏性腸症候群などの重い疾患を引き起こす可能性も少なくありません。
●冷たいものの食べ過ぎ
夏の間は、アイスクリームやかき氷など、冷たい食べ物や飲み物を摂取する機会が増えてしまいますよね。
熱中症を予防するために、よく冷えた水を大量に飲んでいる人もいるでしょう。
冷たいものを積極的に摂取することは、激しい暑さから夏バテを防ぐために有効な対策法にも思えます。
ですが、実はそういった冷たいものの摂りすぎが、内蔵を冷やしてしまい、体調不良への原因となる場合も少なくないのです。
冷たい食べ物や飲み物を摂取すれば、体温が下がり身体も涼しくなります。
しかし、冷たいものを大量に取り込んだ胃腸はどんどん冷えていき、消化機能などの働きが鈍ってしまうのです。
その結果、消化不良による胃もたれや食欲不振などの不調が現れてしまいます。
とはいえ、気温の高い夏には冷たいものを摂取したい時もありますよね。
冷たい食べ物や飲み物は、摂取量や食べ方・飲み方をうまく調整することで、内蔵への負担を軽減することができます。
たとえば「冷たい飲みものは一気飲みせずに “こまめに”飲む。」「朝食はアイスコーヒーではなくホットコーヒーにする。」などが有効です。
●夏バテによる疲れの蓄積
暑い夏が終わり、気温が下がる初秋に体調を崩してしまうのは、夏バテによって蓄積した疲れも大きな原因です。
人間は、猛暑で気温が高いと大量の汗をかきます。
これは、体内に熱がこもらないよう熱を発散し、体温を下げようとする身体の働きによるものです。
しかし、汗が流れるときは、水分だけではなく同時にミネラルも失われてしまいます。
身体に必要なミネラルが不足すると、体内の水分とミネラルのバランスが崩れてしまい、脱水をはじめとする「夏バテ症状」を引き起こすのです。
こうした、夏バテによる体調不良が続くことで、身体にはどんどん疲労が蓄積していきます。
疲労が解消されずに溜まっていた身体では、夏から秋へと移る季節の変わり目の気温や天候の変化に耐えることができません。
「夏バテのツケ」が身体に残り、体力・抵抗力が低下している状態のまま夏を終えた結果、体調不良を引き起こしてしまうのです。
こういった、夏バテによる疲労の蓄積が原因で起こる体調不良は、「夏バテ後遺症」や「残暑バテ」「秋バテ」などと呼ばれることもあります。
夏バテによる体調不良を防ぐためには、夏のうちにから“その日の疲れはその日のうちに”解消するように心がけることが大切です。
夏の猛暑による疲れを「ただの夏バテ」として放置していると、着実に疲れは身体に残っていってしまいますので注意しましょう。
体調不良を引き起こさない対策法
夏の間に溜まった疲れや冷えによる自律神経の乱れが原因で起きる、初秋の体調不良。
そんな、「夏バテ後遺症」は、風邪をひきやすくなるだけでなく、集中力低下や強い眠気、食欲不振、肌荒れなどの症状も引き起こします。
こういった身体に不調を防ぐためにも、しっかり対策をして、季節の変わり目を乗り切りましょう。
・食事に温かい食べ物・飲み物をプラスする
秋といえば、さつまいもや栗、さんまなど、美味しい秋の味覚がたくさんありますよね!
「食欲の秋」とも言われる食べ物がおいしい季節、いろいろな旬の食材を味わいたいと思うところです。是非、同時に「温かい食べ物」も積極的に食事へ取り入れましょう。
温かい食事をとることで体内から体温をキープし、冷えを予防することに繋がります。
一例として、身体を温める作用のある食材は
ショウガ、れんこん、にんじん、にんにく、山椒、かぼちゃ、たまねぎ、ねぎ、唐辛子、鶏肉、牛肉、鹿肉、松の実、八角、いわし、さば、えび、もち米など
このようなカラダを内側から温めてくれる食材を、加熱調理し、温かい料理としていただくことで、より温活効果がUPします。
毎日の食事のなかで温活を意識することで、身体が温まって自律神経が整い、体調不良に陥らない強い身体になるのです!
例えば、「朝にホットココアを飲む」、「夕食に汁物をプラスするように心がける」など、まずはできることから始めてみましょう。
・食事はよく噛んで、体温を上昇させる
現代人は、時間がないことで“食事をしっかり噛んでいただくこと”が減ってきています。
噛む回数が減るということは、歯やあごの発達を衰えさせてしまうだけでなく、体温を低下させてしまう一因でもあるのです。
人は噛むことで、内臓脂肪を燃焼し、体温を上げる働きがあります。
つまり、食事をしっかりよく噛んでいただくことで、一定の体温をキープし冷えを防ぐことができるのです。
夏の間は、冷たい食べ物や飲み物を摂取する機会が増えることで、より身体に冷えを残しやすくなっています。
夏の終わりに冷えを溜め込み、季節の移り変わりと同時に体調を崩さないためにも、日ごろからしっかり噛んで、体温を下げない努力をすることが大切です。
・食事は腹八分目に
食事をする際は、よく噛むことと同時に食べすぎにも注意しましょう。
夏はビールがよりおいしく感じますし、お祭りや飲み会など、楽しく食事をする機会も増えます。
ですが、食事をお腹いっぱい食べてしまうと、臓器を疲れさせてしまいます。
食べたものを消化するために身体中の血液が胃や腸に集まることで、全身の血液の循環が悪くなり、結果身体が冷えてしまうのです。
夏に引き続き、秋もおいしい食べ物がたくさんある季節なので、腹八分目までにとどめ、臓器に負担をかけないよう気をつけましょう。
・軽い運動を心がける
季節の代わり目に起こる気温や天候の変化に対応できる丈夫な身体づくりをしておくことも大切です。
比較的軽い運動でエネルギーを消費できる「有酸素運動」は、すき間時間でもはじめやすく、着実に筋力・体力を上げることができます。
代表的な有酸素運動は、ウォーキングやランニングなどがありますが、家事の合間にスクワットをしたりヨガをしたりするのも、十分な運動です。
夏は気温が高く、初秋は台風の影響で外での運動が難しい場合が多いので、室内でできる有酸素運動を積極的に取り入れましょう。
毎日継続して身体を動かすことで、夏バテにも、季節の変わり目の気温差にも負けない身体づくりをしていきましょう。
・温めのお湯につかる
夏は気温が高いことから、簡単にシャワーで済ませている人も少なくないでしょう。
ですが、シャワーだけでは身体を深部までしっかりと温めることができません。
毎日ではなくとも、週に何回かは湯船に浸かって身体を心から温め、蓄積した疲れもしっかり流しましょう。
このとき、お湯の温度は「ぬるめにすること」が重要です。
熱いお湯につかると、身体が温まる以上に交感神経が働きすぎてしまい、リラックス効果が十分に得られまず、かえって疲労がたまってしまうことがありますので注意が必要です。
お湯が「ぬるい」と感じる温度は人それぞれ異なりますが、38~39℃くらいが目安となります。
入浴は20分~30分程度が望ましいので、気温の高い夏でも20分程度入浴できる、ぬるめのお湯につかりましょう。
・しっかり睡眠をとり身体を休める
1日の疲れをその日のうちに解消するには、良質な睡眠をしっかりとることも大切です。
夏は気温が高く、寝苦しい日が続きますが、エアコンをうまく使って気温を下げて、朝までぐっすりと眠れるような環境をつくりましょう。
また、エアコンによる冷えを防ぐため、身体に直接冷風があたらないよう風向きを調整し、設定温度が低くなりすぎないよう工夫が必要です。
夏の終わりは朝方冷えることもあるので、タオルケットとは別に、肌寒いときにかけられる厚めの布団も用意しておきましょう。
夏が終わり、秋へと移り変わる季節の変わり目は、気温や天候が不安定です。
猛暑や冷たいものを食べすぎたことで身体に負担がかかり、疲れや冷えがしっかりとれていないと、残暑に体調不良を引き起こす原因となってしまいます。
夏のうちから、「その日の疲れはその日のうちに解消すること」を心がけ、疲労を溜め込まないよう工夫しましょうね。
ファシオールでは、お客様に合わせたコースを、スタッフと考えて、お手入れすることもできます。
定期的なお手入れで予防していく効果もあります。
背中のマッサージは自律神経も整える効果もあります。
是非、この時期にいらしてくださいませ。
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